日本とアジア諸国をテレビ会議で結ぶ

広島大学様歯学部は、急速に進展する歯科医療の国際化を受けて、「アジアと連携したグローバル化対応型高度歯科医療人教育システムの構築」を目指した取組みの一つとしてテレビ会議システムを導入されました。

新しく開設された「国際歯学コース」では、各国の大学歯学部で1年次のプログラムを終えた学生が広島大学歯学部へ来学し、計4年間日本人学生と共に学びます。このプログラムは、留学生自身はもちろん、日本人学生にとっても国際感覚を身につけるために大変有意義なものとなっております。

そして、このプログラムをより発展させるため、留学生選考の面接や単位互換を伴う提携校との遠隔講義などを実施するためにテレビ会議システムの導入が検討されました。

【導入先】インドネシア（アイルランガ大学）・ベトナム（ホーチミン市医科薬科大学・広島大学歯学部霞キャンパス

テレビ会議システム導入まで

弊社はインドネシアとベトナムの大学に直接伺い現地の回線状況や講義室のシステムについて現地担当者様と打合せをしました。

アイルランガ大学様（インドネシア）は、150人程度の学生が入れる大講義室への導入を希望されました。

ホーチミン市医科薬科大学様（ベトナム）は、会議室へ導入し参加する学生の数に応じて大講義室にも持ち運べるシステムを希望されました。ホーチミン市医科薬大学様の回線はASDLであり、学内の利用状況により帯域が不安定であったため光回線の敷設をお願いしました。

日本の大学と比較すれば両大学とも講義室のAVシステムは十分整備されているとは言えず、これらとの接続や運用について現地担当者様と協議を重ねました。

アイルランガ大学様とホーチミン市医科薬科大学様への設置は、弊社と提携する海外代理店が行い、スムーズに設置完了しました。実運用に向けての取扱い説明や、運用支援も現地代理店が行っており、弊社との連携を取りながら安定的にご利用頂いています。

◇画像：アイルランガ大学様（ホーチミン）大講義室◇

現在の運用・活用法

現在、毎週1回3大学を繋いで英語による遠隔講義を実施しています。また、留学希望学生の面接試験や日本における課程修了式を出身母校関係者に遠隔参加頂くなど、フル活用されています。

◇画像：留学生の出身校関係者に遠隔参加頂いての課程修了式◇